暴落時にやってはいけないこと

今週は米日共に下げ相場でした。

先ほど発表された米国雇用統計の結果を受けて、ダウ先物は上げてます。

<8月雇用統計結果>

・8月非農業部門雇用者数(前月比):+31.5万人(市場予想+30.0万人)

・8月失業率:3.7%(市場予想3.5%)

・8月平均時給(前年同月比):+5.2%(市場予想+5.3%)

う~ん、どういうことでしょう。

雇用者数は上がったけど、失業率が増えているから利上げ観測が和らいだ??

もしくは、先週の下落が雇用統計が悪くなる(かも)を織り込みすぎてたから、その分上がった??

いずれにせよ、インフレがそこまで解消される内容にも取れませんし、上昇相場には転じないのではないかな・・・。と思いました。

そんな今日は株価が暴落すると、投資に慣れていない人がやりがちな「やってはいけないこと」について書いてみます。

暴落時のNG行動その1(積み立てをやめる)

暴落時にやってはいけないことの1つめは、長期積み立てを止める。です。

株価が暴落すると評価損(口座の残金が元本より少なくなる)が出ることもあり、投資に慣れていない人だと

「あー、こんなことなら元本の減らない定期預金にしとけばよかったー」

と思うかもしれません。

でも定額を長期で積み立て投資している場合は、この暴落こそがチャンスなのです。

なぜなら、同じ金額でもより多く買うことができるから

毎月20,000円をドルコスト平均法で買ったときの損益推移

例えば、毎月2万円で積み立て投資をしたとします。

1ヶ月目、1万円だったので2口買えました。

2ヶ月目は上がって、プラス2000円になりました。

しかし3ヶ月目、4ヶ月目は市場価格がさがって、マイナスとなってしまいます。

しかし、それによって1万円の時は2口しか買えたなかったものが2.2~2.5口買えました。

するとどうでしょう。

5ヶ月目に1万円に戻った時、毎月2万円ずつ積み立て貯金した場合の10万円と比べて5,404円も増えているではありませんか!

冒頭で私が「長期積み立てを止める」といったのは、この表でいうと3ヶ月目、市場価格が下がった時にで積み立てをやめてしまうことです。

積み立てをやめた場合

ここで辞めるとその後価格が戻ったとしても積み立てを続けた時に比べて増えが少なくなります

また積み立てを再開しても、市場価格が下がらない限り2万円で2口より多く買うことはできず、将来の上昇時に対しての評価額も少なくなるでしょう。

このように、長期で定額を積み立てる方法で投資を行っている場合は、暴落こそが沢山買えるチャンスなのです。

このチャンスをみすみす逃す手はありません。

暴落時のNG行動その2(底値を勝手に決めない&底で買おうとしない)

株価の暴落時には、直近安値を超えていくことがあります。

その時、株価は常に一方方向に落ちるのではなく、少しずつリバウンドをする形で落ちていきます。

投資に慣れてない人は、ずっと欲しくても買えなかった株が、安値を超えて落ちていき、少し上がって(リバウンドしたタイミング)くると

「今までより安いし、もうここが底かな。少し上げたし、明日はもっと上げるかも」

と、勝手に底と決めて、買いに走りやすい(それも全力で)傾向にあるのではないでしょうか。

これが通常の下落であれば上がることもあるかもしれませんが、暴落時はそれが大けがのもとになります。

暴落時の底なんて、どんなプロにもわかりません。

株ががしっかり上がってきて、初めて「あれが底だったんだ」といえるくらいです。

なので、株価が暴落している時は

・底で買おうとしない

・買ってに底値を決めて、落ちてている最中に突撃しない

ことが大切です。

と、いうのは簡単なんですけどね・・・。

儲け損ねたらいやだって気持ち、こういう時は強くでちゃいますよね(←私が)。

欲との闘いです。何回失敗してもこりません。(←私が)

そんなこんなで、もし、どうしても欲しい場合は、少しずつ分けて買うのがいいでしょう。

少しずつ分けて買うほど資金がない場合は・・・・。

やっぱり買わない方が賢明と、私は思います。(←行動も考えに一致させたい!)

あとになって、「やっぱりあの時買っておけばよかった!!!」と後悔しちゃうかもですが、でももしそうだったとしても、その時はたまたまラッキーだっただけで、その売買に再現性はないのです。

そうはいっても、なかなか難しいんですけどね。にんげんだもの。。

これからしばらくは我慢の相場が続きそうですが、そんな相場でも楽しんでいけるといいですね。

Happy Trading!!



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