優待が危ない!債務超過で上場廃止の可能性がある銘柄一覧

優待がなくなるかも 企業分析

traders妻です。

先日、自分が持っている優待株の上場廃止のニュースを受けて、上場廃止についていろいろ調べてみました。(投資歴10年とは思えないほど無知というのはおいといて・・・)

上場廃止といっても、いろんな種類があるんですね。その辺はまた追々。

今日は、債務超過が理由で上場廃止になる可能性がある銘柄が一覧になっていたのでご紹介します。

そもそも、上場廃止とは?

上場廃止基準について

上場廃止とは、取引所で自由に株の売買ができなくなる状態をいいます。市場で株が売買できないというだけで、基本会社は存続します。

投資者保護の観点から以下のような理由から作られた「上場廃止基準」というものに沿って、上場廃止が決まります。

  • 株の売買高や時価総額、株主数など流通性に問題がある場合
  • 債務超過や銀行取引の停止や破産・再生・更生手続きが必要など事業の継続に問題がある場合
  • 有価証券報告書などの虚偽記載や提出遅延、不適正意見延など情報開示に問題がある場合
  • 内部管理体制等に問題があったり、上場契約違反、完全子会社化などその他の場合

※各取引所によって基準は異なります。

この基準が守られていないと、投資家は売りたい時に株が売れなくなったり、突然倒産したり、嘘の情報で株を売買させられたりすることになります。

このようなことを防ぐために、これらの基準があり、上場廃止という判断があるんですね。

上場廃止に係る猶予期間入り銘柄

今回この上場廃止基準の中で、債務超過になった企業が一覧となる「上場廃止にかかる猶予期間入り銘柄」をご紹介します。

銘柄猶予期間権利確定月詳細
6181 タメニー(株)2021/04/01~2023/03/319月
9695(株)鴨川グランドホテル2021/04/01~2023/03/313月
3224(株)ゼネラル・オイスター2021/04/01~2023/03/313月、9月
3010 ポラリス・ホールディングス(株)2021/04/01~2023/03/319月
8848(株)レオパレス212021/04/01~2023/03/31優待なし
9726 KNT-CTホールディングス(株)2021/04/01~2023/03/312月
2798(株)ワイズテーブルコーポレーション2021/03/01~2023/02/282月
3073(株)DDホールディングス2021/03/01~2023/02/282月
3223(株)エスエルディー2021/03/01~2023/02/282月
2402(株)アマナ2021/01/01~2022/12/3112月
9176 佐渡汽船(株)2021/01/01~2022/12/3112月
9941 太洋物産(株)2020/10/01~2022/09/30優待なし
3624 アクセルマーク(株)2020/10/01~2021/09/30優待なし
8209(株)フレンドリー2020/04/01~2022/03/31優待なし
3133(株)海帆2020/04/01~2022/03/319月
上場廃止に係る猶予期間入り銘柄一覧 2021/9/11公表済のもの

こうやってみると、優待を提供している企業が多いですよね。

優待を提供している企業が債務超過になった時、その企業はどうするのでしょうか。後ほど3社ほどピックアップしてみてみましょう。

債務超過という状態について

債務超過=倒産??

債務超過というと、倒産してしまうイメージがあるかもしれませんが、厳密にいうと違います。では、いったいどういう状態なのでしょう。

債務超過とは、一定時点の財務状態において、会社が持っている負債(借金)の総額が、資産(現金や不動産等の資産)の総額を超えていることをいいます。

もっとわかりやすくいうと、ある時点(財務諸表を出した時点)で、会社が持っている全ての資産を売ってしまっても、借金を返しきれないという状態のことです。

債務超過は経営状態としてよくはありませんが、すぐ倒産というわけではありません。

なぜなら、負債は減らすことができるからです。

上場廃止、倒産を免れる、負債を減らす方法について

負債は自社の努力や外部の力を借りて減らすことができ、それらがうまくいくと、上場廃止や倒産をしなくてもよくなります。

具体的には、利益を増やす、コストを削減する、増資する、DES(Debt Equity Swap・デット・エクイティ・スワップ。債権者に株式を負債分買ってもらうこと)などです。

実際に、下にもあげている各社の「債務超過解消に向けた取り組み」にも、これらの方法が具体的にかかれています。

今回の 「上場廃止にかかる猶予期間入り銘柄」 についても、猶予期間内にこれらの方法で債務超過の状態を解消することで、上場廃止を免れることができるのです。

3073 DDHLD、2798 YSテーブル、3224 Gオイスターを見てみた

実際私も持っている、3073 DDホールディングス、2798 YSテーブルと、いつか機会があれば欲しいと思っている3224 Gオイスターの3社について、今回の債務超過についてどのように対応しているのか見てみました。

3073 DDホールディングス

今回の債務超過解消に向けた取り組みについては2021/4/14に以下のとおり発表しています。

(1)収支改善に向けた経営改善
・ グループ会社の見直し
・ グループ企業を含めたコストの圧縮
・ 不採算店舗の退店について

(2)手元流動性の確保と資本増強に向けた各種施策の実施
・ 手元流動性の確保について(銀行からの借入強化)
・ 資本政策の実施(新株発行)

(3)債務超過の解消時期
・ 2022 年2月期末での債務超過を解消する

引用元:FOODS CHANNEL

DDホールディングスは、コロナが起きるまでは順調に成長を続けており、コンスタントに利益を上げていました。

IR Bankより抜粋

会社として問題があるのではなく、あくまで「コロナ」の影響で債務超過に陥ったと状態となり、コロナが収束すればまた元のとおりの業績を上げられる企業なのではと思います。

そういった意味で、traders妻は、DDホールディングスは優待がなくならず継続ではないかと考えます。

2798 ワイズテーブルコーポレーション

ワイズテーブルの方も 2021/4/23に以下のとおり発表しています。

債務超過解消に向けた計画について

(1)第三者割当増資

(2)収益改善に向けた事業計画
・売上構造の見直し(デリバリー強化、ターゲットの変更等)や仕入れコスト、本社コストの削減など

(3)債務超過の解消時期
・2022 年2月期末

引用元:FOODS CHANNEL

こちらも過去の業績を見てみましょう。

IR Bankより抜粋

ここ数年、営業利益もマイナス続き、赤字経営が目立ちますね。財務状況を見ても、ここ数年で少しずつ純資産を減らしていっている状況です。

このマイナス続きの中、これらの対策を用いたからといって、すぐに債務超過が解消・・・となるでしょうか。

この状態で株価がいいのは、やはり年2回の優待が大きいのでしょうか。財務的にはDDホールディングスの方がよさそうですが。

trader妻的には、このままこの回数、値段での優待提供は微妙な気がします。現在traders夫と2名義で持っていますが、名義を減らそうか検討中です。

3224 ゼネラル・オイスター

最後、 ゼネラル・オイスター はどうでしょうか。 こちらは2021/6/23に以下のとおり発表しています。

債務超過解消に向けた取り組みについて

(1)コストコントロールの徹底
(2)Withコロナの店舗運
(3)協力金の敏速な手続
(4)加工工場の運営
(5)財務基盤の強化
(6)手元流動性の確保
(7)債務超過の解消時期
・2022 年2月期末での債務超過を解消

用元:nikkei.com

過去の業績を見てみると・・・・。

IR Bankより抜粋

かなり悪いですね。コロナ関係なく、何年も前から赤字経営です。

営業キャッシュフローを見ても、同じく何年も前からマイナスで、都度資金調達をして会社の経営を回していっている状態です。かなり危ない状態のところをコロナが直撃したという印象でしょうか。

優待がどうのこうの言っている場合ではないように見えるのですが・・・。ということで、traders妻的には、ここの株はこのまま様子見します。

個人的には牡蠣が大好物なので、のどから手がでるほど欲しい優待なんですけどね。株価も安いですし。

まとめ

今回は、上場廃止に係る猶予期間入り銘柄の一覧と、実際の業績や今後の取り組みを見てみました。

15社中11社も優待を提供しており、優待目当てのホルダー的には今後の動向が気がかりだとは思います。

負債の解消にコスト削減とありますが、優待をコストと見るかどうかは各社の価値観にかかっており、それを外側にいる私たちが判断することはかなり難しいことでしょう。

ただ、会社としては業績がよかったはずなのに、コロナのせいで債務超過となってしまった企業に関しては、一時的に優待がなくなったとしても、また復活させてくれるのではないかな。させて欲しいな。と記事をかきながら思いました。

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